乱視とは、物が二重、三重に見えたり、歪んで見える状況のことを指す。乱視は角膜や水晶体が歪んでいるために、目に入ってくる光の屈折率が部分的に異なる。ひとつの映像の焦点が複数の場所で結ばれてしまうため、どの点でも焦点が合わなくなりしがありが歪んで見える。
角膜や水晶体は常に新陳代謝を繰り返して、新しい細胞に生まれ変わっている。そして、その状態を同じ状態に保つことは非常に難しい。多少、歪みや凹凸ができるのは当たり前で、その誤差を脳という臨機応変な中枢機関が、修正しながら情報として処理する。その歪みが大きくなり、脳の修正が困難になってきた状態が乱視だ。
乱視は、角膜の状態によって「正乱視」と「不正乱視」に分けられる。正乱視は角膜の表面はなめらかだが、角膜の形が横、縦、斜めのいずれかに歪んでいるために起こるもので、その方向によって「直乱視」「倒乱視」「斜乱視」に分かれる。これらは円柱レンズの眼鏡で矯正できる。
不正乱視は、角膜の表面が凹凸状になっていて、目に入ってきた光が乱反射し、屈折が不規則になって歪んで見える状態だ。外傷性の角膜炎などの目の病気が原因と考えられる。不正乱視は特殊なコンタクトレンズで矯正するが、完全に矯正するのは困難だとされてきた。
しかし現在では、正乱視も不正乱視も、角膜の表面の屈折率を矯正する近視手術で、簡単に治すことができるようになった。
| 2007年03月26日
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